ライターの仕事だけで十分な生活費を稼ぐことは、普通、難しいです。私の周りのライターは、ライターの仕事と何かしら別の仕事とをかけ持っています。
私はといえば、取材したり資料をまとめたりして書くことに絞っています。頼まれて通訳や翻訳、調査をすることもありますが、少ないです。
夫が大黒柱で、私は家族も自分も毎日の生活がスムースにいくように、家のこともきちんとこなそうと決めていたし、いまも決めています。
そのため、自分ができる範囲内で書く仕事をしてきました。
書くことを仕事にしようと決めたのは、情報を伝えたいという気持ちが強かったからです。そして、プロとして仕事をしたら、自分をもっと成長させることができると思ったからです。世界ももっと広がると思いました。自分で稼いだお金を、自分や家族のために使いたい気持ちもありました。
海外で、日本に向けてライターとして活動したい人の中には、たくさん稼ぐ(もうける)ことを期待している人もいるかもしれません。それに向かって、挑戦するのもいいでしょう。
私は、ライターは細く長く収入を得る仕事だと思います。海外に住んでいるライターが増えている昨今、旅関連のことだけでなく、いろいろな海外事情を書く人がいます。
私は「私が書けるテーマ」を追い続けて、この業界で生き残っていくことを目指しています。
もしかしたら、将来、何か違う仕事を副業的にするかもしれません。それでも、自分という人間の幅をいつまでも広げるため深めるために書くことは続けたいです。