日本から年賀場が届きました。差出人は、金沢の老舗旅館「すみよしや」さんです。創業150年という金沢で最も古い旅館です。
数年前、日本に一時帰国したときに取材させていただいて、記事を書きました。
「すみよしや」さんは、海外宿泊客がとても多くて1年ほど前から予約があるのは珍しくないそうです、外国の人たちは日本の人たちに比べて、旅行の計画をかなり早く立てるということもありますが。
私は金沢に行くのでどこに泊まろうかと思い、息子が畳の部屋が好きなこともあって「すみよしや」さんに決めました。取材をお願いしたのは、部屋を予約をした後でした。
宿泊中、若女将さんにお話を聞きました。
畑違いのお仕事から嫁ぎ先の旅館業へと飛び込んで、がんばっていらっしゃって、感心しました。私と同じくらいの年齢ということもあって、また、とても楽しかった金沢の観光に花を添えてくれた宿ということもあって、その後も連絡を取り合っています。
2015年春、新幹線が東京から金沢までつながったことで、金沢を訪れる人が各段に増えたと聞きました。もし、また金沢を訪れるなら2015年ではなく、少し落ち着いたころがよいかもと若女将さんからアドバイスをいただき、2016年にまた金沢に行きました。
「すみよしや」さんでは予約が取れず残念でしたが、若女将さんにはお会いしました。嬉しい再会でした。
若女将さんから年賀状が届いて、旅の光景がたくさん思い起こされました。