安い原稿料でも、引き受けるかどうか

 

駆け出しの頃は、安い原稿料でも仕事を引き受ける人は多いでしょう。

 

経験を積んでいくと、やはり、仕事量に対して適正な原稿料を得たいと思うはずです。

 

この「適正な」という言葉は曖昧です。「ライターの原稿料の相場」について、ライターたちが自分が経験したり聞いたりした情報(原稿料)を公開しているように、紙媒体かWebか、どんな分野か、訪問取材は必要かどうかなどにより違ってくるため、かなり幅があります。

 

いくつかの雑誌やサイトと仕事をしていく中で、「自分の場合の相場」が見えてくるでしょう。

 

私の周囲には「このボリュームで●●円以下なら引き受けない」と決めているライターがいますが、その姿勢に賛同します。

 

安くてもいいから書きたい記事は別にして、仕事量に対して安過ぎる報酬で書き続けることは、いずれ心身のストレスになると思います。それでは満足いく記事を書くことにも差し支えるし、ライターとしての成長も望めないでしょう。

 

もちろん、自分がライターとしてどうありたいかにもかかわりますが、あまりにも原稿料が低い場合は、違う媒体を探すほうがよいのではと思います。